医師と患者、ふたつの視点で考えるアトピー性皮膚炎|大田区・蒲田の皮膚科「ミウスキンクリニック」にきび、水虫、巻き爪などの一般皮膚科から、脱毛、しみ、しわ美容皮膚科にも力をいれています。

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医師と患者、ふたつの視点で考えるアトピー性皮膚炎

3ヶ月ほど前に発売されたアトピー性皮膚炎に関する本

医師と患者、ふたつの視点で考えるアトピー性皮膚炎」

紹介します。

ふたfutatsu_book

著者は医師側が九州大学医学部皮膚科教授の古江増隆先生、

患者側は認定NPO法人日本アレルギー友の会さんです。

世間にはどちらか一方が著者の書籍が多いと思いますが、

お互いの協力の下書かれたアトピー性皮膚炎に関する本です。

内容は前半が医師の立場からアトピー性皮膚炎の原因、特徴、

検査、治療に関してかなり詳しく記載されています。

後半は患者の立場からステロイド外用薬に対する誤解、日常生活での対策から

治療に対する前向きな取り組み、医師とのコミュニケーション法、Q&Aなど

かなり参考になる内容です。

フルカラーで読みやすいためアトピー性皮膚炎について知りたい

患者様からそのご家族までお薦めします。

 

ミウスキンクリニックでもアトピー性皮膚炎の患者様は非常に多く、

標準的なProactive療法漢方薬治療をしております。

 

毎日のアトピー性皮膚炎の診療で気づくことを以下に付け足します。

 

●他院から来た方で多いのが、病気の説明を受けず治療していること。

→当院ではまずスライドで病気の説明をしております。

やはりご自身が病気を理解していないと治療がうまくいきませんので。

 

ひどい時だけ受診すると毎回外用薬が強いままで弱められず

予防的な治療に移行できないこと。

→肌の状態に合わせて外用薬を調整し、良くなれば、

良い状態のまま受診すれば外用薬を弱められます。

悪化時は2週間おき、落ち着けば1ヶ月おきの受診が理想です。

 

●頭や顔ではステロイドによりカビが増え脂漏性皮膚炎を合併していることが多いこと。

→時々顕微鏡検査でマラセチアが増殖していないか確認すべきです。

 

プロトピック軟膏でもステロイド皮膚炎のような副作用があること。

→全体がうすら赤く、毛細血管が目立ち、効きが悪くなります。

こうなれば一旦ステロイドもプロトピックも中止すべきです。

 

外用薬の使用量が少ない人が多いこと。

→1日全身なら10g程度外用しましょう。

赤い部位にはステロイドやプロトピック、そのほかは保湿薬を全体に。

1日2回以上外用することが基本です。

ちなみに皮膚科の外用薬の処方料は1ヶ月分が限度です。

 

などなど、様々な問題がありますので

必ず信頼できる皮膚科専門医にご相談ください。

 

 

 

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