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3月11日ウラク青山にて日本抗加齢美容医療学会による第9回メディカル・ビュティー・フォーラムが開催され参加しました。今回のテーマはアンチエイジング医療の中の「再生医療」と「部分やせ」でした。
「再生医療」で興味深かったことは、昨年の会でも講演があったのですが、多血小板血漿を使用したものでした。やっていることはコラーゲンやヒアルロン酸の注入(フィラー)やメソセラピーと同じなのですが、患者様自身の血液を使用するところが大きく異なります。
フィラーは主にシワの治療として多くのクリニックで行われています。シワの下部に注射で注入することで皮膚を膨らませてシワを消す方法です。注入するものにコラーゲン、ヒアルロン酸などがあり、おおよそ3から6ヶ月ほど効果が持続するものです。したがって定期的に注射を繰り返す必要があります。永遠に皮膚に残る材料もありますが、皮膚から取り出すことは困難であり、注入しすぎた際には修正が難しく、異物肉げ腫を形成してしまう危険性もあり、あまり行われていません。いずれのフィラーも皮膚を膨らませる、ヒアルロン酸ではみずみずしさがでるぐらいの効果で、皮膚そのものを良くはしていません。
多血小板血漿は、患者様から採血し、フィルターと遠心分離後に血小板を多く含んだ血漿を取り出し、患者様の皮膚に注入するものです。血小板を刺激することで血小板からは多くの成長因子などが放出されますので、皮膚をただ膨らませるだけではなく、皮膚そのものを改善する作用があります。私たちにとっては、遠心分離機を購入できればすぐに始められる比較的手軽な治療手段といえるでしょうが、まだ一般の美容皮膚科ではほとんど行っているところはありません。
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