原因

白癬菌と言われるカビです。もともと、動物が死んだ際に、皮膚、爪、毛を食べて土に戻してくれるというありがたいカビです。彼らがいるから死骸の毛皮だらけにならず、地球の掃除屋と言われています。

Point

水虫の人が踏んだ場所に白癬菌が付いているということ。いくら足に外用しても、裸足で踏んだ床やスリッパ、サンダルを拭き掃除しなければ、再び自分の足に戻ってくるのです。ちなみに、ストッキングは白癬菌が貫通するそうですので、ストッキングで履く靴の内部も白癬菌がいるのでしょう。もちろん、多数の人が利用するお風呂、温泉、プールなども白癬菌が多数いますので、自分の部屋や帰宅したら再度足を拭くべきでしょう。

ペットや格闘技でうつる場合もあります。放置すれば足の水虫に留まらず、爪水虫、いんきん（股）、ゼニタムシ（体）、しらくも（頭）に拡大し、脱毛になることもあります。

治療

抗真菌薬の外用です。爪水虫にはこれまでは基本的に内服薬でしたが、肝機能が悪いなどで内服できない場合にはクレナフィン、ルコナックという外用薬が使用できるようになりましたので相談してください。