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先日TBSの取材を受けました。
昨日(8月20日)のTBSのはなまるマーケット内で
水虫の特集において
足の水虫の写真を提供させていただきました。
*かゆい水虫は少ない!*
テレビコマーシャルでは
水虫は足が痒くなる印象の映像がほとんどですが
痒くないことの方が多いんですよ。
痒い場合には異汗性湿疹(汗疱)と言われるものや
市販の水虫薬のかぶれ(接触皮膚炎)のことが多いのです。
*水虫とは*
もともと水虫は白癬菌と言われるカビで
死んでしまった動物の皮膚、爪、毛を食べて分解し
土に戻す地球上ではありがたいカビです。
人や動物、土壌に生息していますので
身の周りに無数にいます。
特に人に感染した水虫は、
その人が裸足で踏んだ場所にはがれ落ちて、ばらまかれます。
日本人の20%の人が水虫と言われていますので
多数の人が一緒に裸足になる場所
(:プール、温泉、銭湯、脱衣場など)には
白癬菌がたくさん落ちているため、
足の裏に付着し感染します。
*水虫だって食いっぱぐれたくない!*
せっかく皮膚に侵入した白癬菌は
角質を食べ続けたいのです。
そのためには、人に感染したことを
気づかれたくはないはずです。
足指の間で皮膚が剥けるタイプや
小さい水ぶくれができるタイプは
人に感染したことが気づかれ
人から攻撃を受けている白癬菌です。
したがって、かゆみを生じることが多いです。
しかし、皮膚が硬くなる程度の白癬菌は
人にほとんど気づかれない進化したタイプで
水虫と気づかない人が多いのです。
今回はこのような水虫と気づかれないタイプが
紹介されました。
*皮膚カンジダ症のことも多い*
水虫とほとんど同じ症状なのですが
クリニックで顕微鏡検査をすると
白癬菌ではなくカンジダというカビのこともあります。
水虫の外用薬の中にはカンジダにあまり効かない
タイプもありますので要注意です。
*水虫を疑ったら皮膚科へ*
水虫かなと思ったら皮膚科を受診しましょう。
これまでの話のように水虫ではない可能性もあります。
また、運良く水虫であっても市販薬を1ヶ月足らずで
やめてしまうことも多いようです。
しっかり皮膚科で顕微鏡検査を受けて診断してもらいましょう。
その上で外用薬或いは内服薬で治療しますが、
通常外用薬では4ヶ月ほどは継続しなければなりませんし、
角質が厚くなるタイプでは、更に長く外用するか内服薬となります。
*自分を治療するだけではダメです!*
ご自身が裸足で踏んだ場所
床、足ふきマット、スリッパ、サンダル
ストッキングで履いている靴
には白癬菌がばらまかれています。
治療はじめの数週間は自宅内でも靴下をはき
白癬菌をばらまかないようにし
しっかり拭き掃除や洗濯をしましょう。
これを怠ると、治療終了後再度感染しますよ。
もちろん同居されている方にも水虫があれば
一緒に治療しましょう。
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