私がクリニックを始める際にはいわゆるビル診と言われる駅前のビルなどを間借りして行う形式を考えていました。しかし、美容皮膚科ですと年々医療機器が進化し、いずれレーザーなどが増えてしまい手狭となるため、現在の場所に皮膚科単独の建物で始めました。
そうすると次にクリニック外観を決めなければならなくなり、以前より好きであった妹島和世によるhhstle.comの原宿本店のイメージを建築家の方に伝えました。南の公道側は幅が狭いため、北西の私道側をガラス張りにし、内部が見えないように、ガラスの内側に白いフィルムを貼りました。そのほかの3方向は全てコンクリートの打ちっぱなしという構造になりました。コンクリートとガラスの間には鉄筋の構造がありその上部が全てガラスのため日光が入り込み内側の白いフィルムに反射して内部は非常に明るいです。蒲田にしては異質の建物ですが、今後30年以上ここでクリニックを続けると思えば、30年後には周囲にもモダンな建物が増えるでしょうから馴染んでくると考えています。
当院のホームページには外観・内観を紹介していますのでご覧下さい。