学生時代には実家に自分の机が有ったのですが、結婚後は１０年間自宅にも大学病院にも研究室にも自分の机を持つことができませんでした。昨年開業したことで、診察室のテーブルが自分の机となりました。 ちょっと嬉しいです。
皆様がクリニックに受診された際に診察室に何があるのか、私の机をまずはご紹介しましょう。
ガラス製の机はネットショッピングにて２万円弱で購入したものですが、クリニックの透明感を損なわず、モニタなどが宙に浮いた感じがし、キーボードの台を手前に引き出さなくても見えるためそのまま入力でき便利です。ただし、四六時中ガラス面を拭いていないと手垢が目立つのが難点です。
左のモニタは電子カルテ用ですが、画像、説明書、右側のデジタル顕微鏡の画像も表示できるため、患者様に説明する際に病気に対して大変興味を持っていただけますし、患者様の足から採取した皮膚の中の水虫などを見せることで治療意欲を持っていただくことができます。
中央のノートパソコンは予約用ですが、ホームページやブログの作成、帳簿作成に活躍もしています。１日中この机の前にいるため、私の表世界とをつなぐ扉といった感じです。
ノートパソコンの右奥にあるものは赤ちゃんの調乳用のお湯を温めておくポットウォーマーですが、自分の子どもから奪うことはできなかったので、赤ちゃん本舗で２個目を購入しました。冬場に私の飲み物を温めておくこともできますが、主には水虫検査時に、患者様の皮膚を水酸化カリウムに浸して溶かす際、加熱することで溶解時間を短縮するために使用します。
デジタル顕微鏡は有名なニコンやオリンパス製ではないのですが、ネットで頑張って探し当てた優れものです。
右端のプリンタは、患者様への説明書などを印刷して渡すために使用しています。
その上には皮膚科専門医のプレートがありますが、患者様からは見えないため、その存在意義には疑問がありますし、スキャンする際にはふたを開けづらく不便です。